お知らせ・報告

ご報告:ひがろく桜プロジェクト

2021/04/09

報告

仙台市若林区の東六郷小学校(2017年3月閉校)校庭で、大津波による被災のなか1本だけ生き残り花を咲かせていた桜の木がありました。
しかし、その後年々樹勢が衰えたため、子孫を育てて再び旧東六郷小の校庭に植え戻そうという「ひがろく桜プロジェクト」が始まりました。

若林区内の針生園芸さんにご指導をいただきながら活動が始まり、埼玉県(川口市)の植木生産者新井さんのご尽力で接ぎ木で育てていただいて、
昨年から農業園芸センター内の敷地に仮植えをしていた苗木が、2021年2月26日、念願の里帰りを果たしました。

当日の様子や、これまでの経緯が「ぼうひろブログ」にまとめてあるので、ご覧ください。
 旧東六郷小校庭に、桜が里帰りしました!

なお、接ぎ木で育てられた苗は、東六郷小跡地にできた「東六郷コミュニティ広場」の他、六郷東部の各地区(井土、久保田東、三本塚、種次、二木)と、
被災した東六郷小の児童を受け入れ学び舎となっていた六郷中学校、のちに東六郷小と統合することになった六郷小学校にも植えられました。
これらの桜が地域をつなぎ、見守ってくれることを願っています。

今日に至るまでには、木を育てる専門の針生園芸さん、新井さんはじめ、牧山さん、繁樹園さん、東洋緑化さんや、この一年の育ちの場をお世話いただいた農業園芸センターさん、若林区役所やふるさとの杜再生プロジェクトの皆さん、そして草取りなどもしつつ見守っていただいた住民の皆さんの多大な力がありました。

また、「東日本大震災・熊本地震花とみどりの復興支援ネットワーク」や宮城県「みやぎ地域復興支援助成金」の助成や、真如苑さんはじめ多くの方々のご寄付も活用させていただいていること、ここにご報告させていただきます。

皆さま、本当にありがとうございました。


写真は、無事花をつけた今年の桜(4月2日撮影)。
4/1オープン予定だった「東六郷コミュニティ広場」は新型コロナウイルス感染症拡大の影響でまだ開園できず、今年は間近で見ることはできませんでした。来年、みんなで楽しく花を見られることを楽しみにしたいと思います。

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