学習会「阪神大震災での遊び場づくりの実践に学ぶ」の内容
 被災地の子どもたちは、表面的にはいつもと変わらないように見えても、内面的には極めて脆く不安定になっている場合があります。ついさっきまで元気にはしゃぎ回っていた子どもたちが、普段なら何とも思わないようなちょっとした怪我で、顔面蒼白になったり、パニックに陥ってしまったりします。
 子どもたちは、夢中になって遊ぶ中で、このような内面を遊びの対象に変えて、自分自身でコントロールできるようにつくり変えていく力を持っています。また、私たち大人は、そこから子どもたちを支える手がかりを掴むこともできます。
 須永さんは、自らが阪神淡路大震災の被災地で目の当たりにした事例を通して、このような遊びの力について語ってくれました。また、これから東日本大震災の被災地で遊び場づくりを考えている方々に対して、遊び場を閉めるときのことも念頭に置いてつくっていかなければならないのではないかという問いも投げかけてくれました。
参加者からの声