設立趣旨書

 

 1 趣  旨

 子どもは、周囲の人や社会、自然などとかかわり、「あそび」を通して自ら生きる力を身につけていきます。しかし、現在の子どもを取り巻く環境は多くの問題を抱えています。思い切って遊べる場が少なくなっただけでなく、少子化の影響もあり、地域の遊び仲間が見つけにくくなっています。また、大人たちは「あぶない」「きたない」「うるさい」などといっては、子どもの自主的な行動を奪っています。
 少子化社会の中で、子どもたちが次代の地域の文化や経済を担う、活力ある人間に育つよう、今、地域社会での積極的取り組みが必要です。失われかけている子どもの遊び、とりわけ外遊びの機会を子どもたちに返していくことが急がれます。
宮城県内では1987年ごろから、地域の人たちの手で、子どもの自由な遊び場「冒険あそび場」の運営が行われ、少しずつ広がってきています。しかし、子どもたちの生 活圏で、日常的に各地で取り組まれる状況にはほど遠いものがあります。
 そこで、すでに活動している方や、これから活動を始めようとする方々が互いに助け合い、情報を交換しあって、さらに大きな地域社会への広がりを得、行政との協働を実現していくために、新たなNPO法人を設立することにしました。  県内外の情報収集と地域からの情報発信を中軸に据え、自分たちの活動を高める研修会・講演会などで仲間の支援を行い、併せて地域社会への広報に取り組みます。またこれらの活動を通して、さらに多くの自由なあそび場を県内に広める、子どもの遊び環境の再 構築に向けた施策提言をおこなうとともに、その推進を支援することが本NPO法人設立の趣旨です。

 

2 設立に至るまでの経過

 本法人設立に先立って、2002年2月、仙台市とその周辺で活動する「冒険あそび場」に関わる団体が集まり、地域に常設プレーパークの実現を図るために任意団体「冒険あそび場-せんだい連絡会-」を立ち上げました。その後の総会を経て、広く宮城県内への活動展開を目指して、名称を「冒険あそび場-せんだい・みやぎ連絡会-」と改めました。2002年・2003年の活動を通し、この活動の更なる発展と社会への認知を急ぐことの重要性が確認され、組織強化のため、この度の法人取得に踏み切ったものです。

 

平成16年9月24日

特定非営利活動法人 冒険あそび場-せんだい・みやぎネットワーク

                           設立代表者 大村虔一